金のタイピンは買取に出せる⁈〜買取相場の決まり方やお手入れのコツを解説〜
金のタイピンは、上品な大人の魅力を引き立てる高級感溢れるアクセサリー。しかし、定年退職などを機に手放すことを検討していたり、引き出しの奥に眠ったままにしていたりするケースは少なくないでしょう。
実は金のタイピンは、まとまった買取価格がつく可能性のあるアイテム。きちんと準備をしておけば、高価買取も期待できます。
本記事では、金のタイピンの買取相場の決まり方や金製品のお手入れのコツなどをご紹介。金のタイピンをお持ちの方は必見です。
1. 金のタイピンは買取に出せる
金のタイピンは買取に出せることはもちろん、その市場価値によっては思わぬ高額査定結果が出る場合もあります。そのため、事前に自身の持つタイピンの買取相場がどの程度であるのかある程度把握しておくことが重要です。
この章では、金のタイピンの買取について、以下3つのポイントに分けて解説します。
- 金のタイピンの買取相場の決まり方
- 金のタイピンの最新買取相場の調べ方
- 金のタイピンの参考買取価格
1-1. 金のタイピンの買取相場の決まり方
金のタイピンの買取相場は、複数の要因の組み合わせから決まります。
まず、金のタイピンの価値を大きく左右するのが使用されている素材です。ひと口に金と言ってもその純度によって価値が異なるため、タイピンの査定価格もどの純度の金が使用されているかや金の重量により変わってきます。K24の純金製がもちろん価値は高いものの、強度が不十分であることからタイピンにはK18やK14のものが多い傾向です。
また、どのブランドのタイピンであるかも重要なポイントです。というのも、知名度の高いハイブランドのタイピンはそのクオリティやデザイン性の秀逸さから人気の高いものが多く、買取市場においても需要が少なくありません。トム・フォード、カルティエ、ルイ・ヴィトンといったブランドのタイピンは人気があります。
そのほか、タイピンのデザインも買取相場に影響を与えます。デザイン性の高いタイピンであればその分買取需要が高いことが予想され、高い買取価格がつくでしょう。特に、宝石のついたタイピンは資産価値の面からも高値がつきやすいことはぜひ覚えておいてください。
1-2. 金のタイピンの最新買取相場をチェックしよう
前述のように、金のタイピンの買取相場は主に素材の価値・ブランド・デザインによって決まります。そしてそのなかでも、金のタイピンの買取相場に大きな影響力を持っている要因が金相場です。
金相場は日々変動していることから、金のタイピンの買取相場も変動するのが常。世界経済の状況や為替レートの影響を受けて、毎日刻々と変わっていきます。そのため、金のタイピンの買取前には金相場のチェックが欠かせません。
金相場のチェックの際には、経済ニュースや金融機関・貴金属買取業者のウェブサイトなどが参照可能です。1g当たりの価格や日々の相場の変動を示したグラフも確認できるものも多いので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 高価買取を狙える金のタイピンの特徴
高価買取を狙える金のタイピンには、どんな特徴があるのでしょうか?ここでは、その特徴について一点ずつ解説します。
2-1. 金の純度が高く、重量のあるタイピン
先述の通り、金のタイピンの買取価格を決める上で最も重要と言って過言でないのものが金の純度とその重量です。
貴金属の代表格として世界中で取引されている金には非常に高い価値があり、たった1gでも相当な価格がつきます。また、貴金属の買取価格は「地金1g当たりの相場×純度(100%を1としたときの数値)×製品重量」で決まるため、金の純度が高ければ高いほど、使用されている金の重量が重ければ重いほど高い買取価格がつくというわけです。
ただし、上記は理論値であり、中古品の買取時は精錬費用や買取経費などが発生するため、一般的に理論値の7割程度の買取価格となる場合が多いようです。
2-2. ブランド品のタイピン
ブランド物の金のタイピンは、ノーブランドのものと比べて高い買取価格がつく傾向にあります。
なかでもハイブランド製のアイテムは例え中古品であっても需要が大きく、高い金額を払ってでも購入しようとする人が多いもの。このカテゴリーに属する金のタイピンの場合、デザインが古くてもヴィンテージ物として一定以上の買取価格がつくかもしれません。
なお、以下には金のタイピンを販売するハイブランドの例を挙げました。自身の持つ金のタイピンがこれらのブランドのものかどうかぜひ確認してみてください。
- トム フォード
- ジョルジオ アルマーニ
- カルティエ
- ディオール
- グッチ
2-3. 宝石のついたタイピン
宝石のついた金のタイピンの買取価格には金の価格に宝石の価格が上乗せされるため、高価買取が期待できます。
宝石の買取価格は、宝石の種類や品質、大きさなどによって決まります。宝石と金とではの査定基準が異なるため、こうしたタイプのタイピンをお持ちの方は貴金属・宝石双方に精通した買取業者に査定してもらうのがおすすめです。
2-4. 付属品のそろったタイピン
付属品がそろっているかどうかで、金のタイピンの価格はかなりの額変動することがあります。金のタイピンの付属品としては、主に以下のものが挙げられます。
- 箱
- 保証書
- 鑑定書
このなかでも、保証書や鑑定書はそのアイテムが本物の金製品であることを証明するものになるため価値が高く、査定において重要視されやすいものです。
2-5. 状態のよいタイピン
買取業者が金のタイピンの再販売を目的として査定を行う場合、商品の状態によって買取価格は上下します。当然状態のよいもののほうが再販売がしやすいので、買取価格も上がるのです。
金のタイピンの状態を良好に保つには、日々のお手入れが重要です。本記事後半でも金製品のお手入れのコツを紹介しているので、気になる方はぜひ目を通してみてください。
3. こんな製品は売れる?金のタイピン買取Q&A
不要な金のタイピンをいざ買取に出した場合に出そうと思うと、さまざまな疑問点が浮かんでくるはず。そこでこの章では、金のタイピン買取の際によくある質問とそれに対する回答を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
3-1. 大昔の金のタイピンは買取可能?
大昔に購入した金のタイピンは、その古さから買い取ってもらえるか不安に思う方も少なくないでしょう。結論から言えば、金のタイピンが大昔のものであっても買い取ってもらえます。
先述のように、金のタイピンには金製品という高い価値があり、その年代や状態いかんにかかわらず一定以上の価格がつくものです。さらには、有名ブランドの品や宝石付きのタイピンであれば付加価値がつくことはもちろん、ヴィンテージ物として思わぬ高額査定につながる可能性もあります。
古いものだからといって諦めずに、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
3-2. 壊れているタイピンでも買取可能?
金のタイピンは、例え壊れてしまっていても買取対象となります。というのも、金をはじめとした使用されている貴金属には価値の高いものが多いため、溶かして再利用することで買取店は大きなリターンを見込めるからです。
もちろん状態の良いタイピンに比べれば高い買取価格がつきにくいことはあるかもしれませんが、それでも高い価値を持つ金製品。相応の買取価格を期待できるはずです。
3-3. 金製品とメッキ製品はどうやって見分ける?
金メッキ製品とは、金属の表面に微量の金をコーティングする技術のこと。純粋な金製品とは大きく性質も価値も異なるため、メッキ製品だとわかった途端に買取が不可となるケースは少なくありません。
それでは、金製品とメッキ製品を自身で見分ける方法はあるのでしょうか?
金製品とメッキ製品を見分けるには、まず“刻印”があるかどうかに注目しましょう。金製品における刻印とは、金製品とメッキ製品の見分けが簡単ではないため、その製品が本物であると証明するためにメーカーによる入れられるもの。本物であれば、「K14」「au750」「ホールマーク」といった刻印が刻まれているはずです。
また、タイピンの色味や剥離の有無も重要なポイントです。メッキ製品は本物の金製品と比べて色味が薄く、なかには表面が剥離して中身が露出しているものもあります。そのほか、金の磁石に反応しない性質を利用して、磁石に引き寄せられるかを試すのもひとつの方法です。
4. 金のタイピンをお手入れするコツ
金のタイピンを買取に出す場合、商品の状態によって買取価格が左右されるため日々のお手入れが大切になります。ここでは、金の純度別にタイピンのお手入れのコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
4-1. K24(純金)の場合
K24は、金の純度が99.9%以上で、そのほぼ全てが金でできているものを指します。純金は金の持つ柔らかい性質からネクタイピンに使用されることは少ないのですが、それでも資産価値の高い純金でできたネクタイピンは一部販売されています。
純金のメリットとしては酸に対する耐性が非常に強い点が挙げられ、汗や皮脂をあまり気にする必要がありません。
一方で、上述の金の柔らかい特性からちょっとしたことで傷や凹みがつきやすいため、取り扱いには十分な注意を要します。日常のお手入れは、柔らかい布で軽く拭き取る程度で問題ありません。この“軽く”というのがポイントであり、強く擦るとタイピンの表面に傷がつく可能性があります。
4-2. K18(18金)の場合
K18の持つ性質・強度はタイピンを作る上で都合がよく、多くの商品が販売されています。K18のタイピンは金75%とその他の金属25%を掛け合わせて作られたもので、金の持つ酸に強い性質とその他の金属の持つ固さが生かされています。
お手入れの方法としては、K24同様柔らかい布での拭き取りが基本です。ただし、K24に比べて硬度のあるK18では、歯ブラシの使用ができる点がポイント。こちらも柔らかめのブラシを用いて、表面の汚れを優しく取ってみてください。
合金であるK18の場合、汗・皮脂による黒ずみに注意が必要です。こうした黒ずみを防ぐためには、上述のお手入れ方法を定期的に行うのがベスト。特に、タイピンを使用した後は欠かさず行うことをおすすめします。
4-3. K10(10金)の場合
K10の金配合の割合はおよそ42%と半分以下で、K18よりもさらにその他の金属の特徴がよく反映されています。金よりも硬度の高い金属の影響で傷がつきにくい一方で汗・皮脂への耐性が弱く酸化しやすいことがデメリットと言えます。
K18の場合と同じく、K10のお手入れは柔らかい布を使用した拭き取りと歯ブラシでの汚れの擦り落としから成り立ちます。ただし硬度の高いK10だからといって、ゴシゴシと強く擦ることは禁物。傷がつかないように、優しく拭く・擦るようにしてください。
4-4. 黒ずみを落とすには中性洗剤を使う
金のタイピンは使用を続けると徐々に黒ずんでしまうことがあり、そうなると外観が大きく損なわれます。この原因は、使用によってタイピンに付着した汗や皮脂が酸化してしまうこと。そのため、黒ずみを防ぐためには柔らかい布を使った拭き取りが基本になるのです。
しかし、なかには黒ずみがひどくて拭き取っても取れないということもあるでしょう。そうしたときでも、中性洗剤を使用すれば黒ずみを落とせるかもしれません。
中性洗剤を使用したお手入れ方法を行うときには、以下の道具を準備しましょう。
- 中性洗剤
- ぬるま湯
- 柔らかい布
手順としては、まず薄めた中性洗剤を溶かしたぬるま湯に金のタイピンをつけ置きします。3~5分ほどつけ置きしたらタイピンを取り出して、きれいなぬるま湯でよくすすぎましょう。黒ずみが落ちたら、最後に柔らかい布で水分を拭きとれば完了です。
5. まとめ
本記事では、金のタイピンの買取価格の決まり方や高い価値があるアイテムの特徴、金のタイピンのお手入れの方法などについてお伝えしてきました。
金を素材とするタイピンには高い価値があることはもちろん、デザインやブランドによっても付加価値がつく可能性があります。また大昔に作られたものであったり、壊れてしまったりしたものでも相当の買取価格がつくかもしれません。
金相場が高騰している現在は、金のタイピンを高く買い取ってもらう絶好の機会です。不要な金のタイピンをお持ちの方は、ぜひ一度査定に出してみることをおすすめします。
ご自宅に眠っている金のネクタイピンはございませんか?
大手百貨店やショッピングモールに店舗を展開し、信頼と実績の買取でご好評をいただいている総合買取サロン タイムレスにお任せください。
総合買取サロン「TIMELESS」は、金買取で累計20万件以上の実績を持つ買取サービスです。
全国の大手百貨店などで店頭買取を受け付けており、金買取における経験が豊富なスタッフが、丁寧に鑑定・買取価格の説明を行っております。
ご自宅に眠っている金製品の売却を検討している方は、ぜひTIMELESSにお任せください。
「価値があるのかどうか分からない」「こんな物売れるの?」
そんなお品物でもぜひお持ちください。
その他:古銭・ブランド食器・楽器・骨とう品・カメラなど
※買取対象品目は店舗・催事ごとに異なります
※また、未成年者からの買取はできません。酒類の買取に関しては20歳以上のお客様のみ対象となります。各店舗・催事ページをご確認いただくか直接お問い合わせください
選べる買取方法
タイムレスでは、お客様のご都合に合わせた様々な査定・買取方法をお選びいただけます。