金歯を外したら買取がおすすめ!メリット・デメリットと買取相場を解説
「外した金歯は売れるって本当?」
「金歯を買取に出す方法が知りたい!」
歯科治療で外した金歯は「不要だから」と捨てるのではなく、金として買い取ってもらうことがおすすめです。
歯科治療で使われる金は重量に応じて買い取ってもらえて、金の取引価格高騰も相まって高値が付く可能性もあります。
本記事では、外した金歯を捨てずに買取に出す方法について解説します。
金歯をより高く売るポイントについても触れているため、金歯の取り扱いにお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
Contents
1. 外した金歯は捨てるより買取に出すことがおすすめ
金歯は詰め物や被せ物として歯科治療で広く使われていますが、治療のやり直しや入れ替えに伴い、外す機会も存在します。
外した金歯はそのまま処分してしまう方もいますが、実は金歯は貴金属として資産価値が残っています。
なぜなら、金歯には金や白金、パラジウムなどが使われており、使用済みであっても貴金属として扱われているためです。
精錬すれば再利用できるため、見た目が古くても金属そのものの価値で買い取ってもらえるでしょう。
これから金歯を取り外す予定がある方や、外した金歯を保管している方は、ぜひ買取に出すことも検討してみてください。
2. 金歯とは?使われている金属の種類と特徴
金歯に使われている金属は金や白金が主流で、治療における使い方や歯の大きさによって用いられる量も変わります。
- 金歯は金合金や白金加金が主流
- クラウンやインレーなど用途により金属量が変動
歯科治療における金の使われ方や特徴について、詳しく解説します。
2-1. 金歯は金合金や白金加金が主流
金歯は純金ではなく、耐久性や加工しやすさを高めるため、他の金属を混ぜた金合金として用いることが一般的です。
金合金は金の含有率によって、K14からK20までさまざまです。
| 分類 | 金の含有率 |
| K14 | 58.5% |
| K18 | 75% |
| K20 | 83.5% |
金の含有率が高いほど純度が高く、買取価格も上がる傾向にあります。
また、治療時の選択次第では金に白金(プラチナ)やパラジウムを混ぜた白金加金(メタルボンド)を用いる場合もあるでしょう。
いずれの素材も口腔内に長期間着けていても劣化しづらく、金属アレルギーのリスクも低いことから、歯科治療で広く採用されています。
2-2. クラウンやインレーなど用途により金属量が変動
金歯は形状や用途により、金属量が大きく異なります。
- クラウン:歯全体を覆う被せ物
- インレー:歯の一部分に用いる詰め物
- ブリッジ:複数本の歯をつなぐ器具
買取査定では重さに応じて買取価格が変わるため、形状や素材をもとに用いられている金合金の量を把握しておくことが、査定に出す際の第一歩です。
金歯の治療や取り外しを考えている方は、歯科医院で金合金の純度や重量を確認しておきましょう。
3. 金歯を歯科治療で使うメリットとデメリット
金歯は歯科治療で長く使われてきた素材ですが、歯科治療で使われる素材には金歯以外にも選択肢があり、金歯を選ぶべきか悩んでいる方もいるでしょう。
歯科治療において金歯を使用するメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。
3-1. メリットは耐久性の高さと虫歯再発リスクの低さ
- 耐久性が高く長期間装着しやすい
- 噛み合わせや衝撃に強い
- 歯と密着しやすく虫歯の再発リスクを抑えられる
- 唾液や酸で腐食しづらい
- 金属アレルギーの発症リスクが低い
金歯は耐久性と柔軟性が高く、噛み合わせや外部からの衝撃に強いことが特徴です。
長期間装着しても割れづらく、適切に装着されていれば10年以上着け続けられる場合もあります。
また、金歯は密着性が高く装着する歯と隙間ができづらいため、虫歯の再発リスクを抑えられる点も強みです。
金は生体親和性が高く金属アレルギーの発症リスクを抑えられる素材でもあるため、安全性と耐久性の両面でメリットの多い素材だといえます。
3-2. デメリットは高価で見た目も目立つこと
- 治療費が高額な傾向にある
- 見た目が目立ちやすい
金歯には、治療費の高さや見た目に関するデメリットもあります。
金は取引価格も高騰しており、金歯治療の費用も上昇しています。自由診療に分類される治療でもあるため、1本あたり数万円にのぼる場合もあるでしょう。
加えて、金歯は特有の色と光沢感があり、見た目が目立ちやすいこともデメリットです。
前歯など目立つ部分には不向きなため、奥歯など見えづらい箇所の歯科治療に検討できる素材だといえます。
4. 金歯を外したら捨てずに持ち帰りを相談すべき
金歯を取り外した際は、何も言わなければ処分されるケースが多いため、外した際は歯科医院で持ち帰りを相談しましょう。
- 金が使われており重量に基づく買取を見込める
- 歯科技工用の金属でも金が含まれていれば買取に出せる
- 治療により外した際は自分から必ず持ち帰りを申し出る
- 持ち帰る際は除菌や洗浄を徹底する
歯科治療で金歯を外した際の対応について、詳しく解説します。
4-1. 金が使われており重量に基づく買取を見込める
金歯には金を中心に貴金属が使用されており、品物としてではなく金属の重さに応じた買取査定を受けられます。
特に金は取引価格が高騰しており、2025年10月では1gあたり2万円を超える日もあります。
| 年代 | 1gあたりの平均取引価格※ |
| 2023年※1 | 8,765.21円 |
| 2024年※1 | 11,612.53円 |
| 2025年10月※2 | 20,208円 |
※対象年の金の平均取引価格(USドル/トロイオンス)と、同年の平均為替レートより算出。
※2025年10月24日時点の金の取引価格より算出。
取引価格は高騰しており、外した金歯であっても金が用いられていれば、素材として重量に応じた買取を見込めます。
外した金歯は廃棄物として捨てるのではなく、資産価値のあるものとして買取査定に出すことがおすすめです。
4-2. 歯科技工用の金属でも金が含まれていれば買取に出せる
歯科治療で用いられる金属は純金ではなく、金に銀・パラジウムなどを混ぜた合金です。
しかし、合金であっても金や銀などの貴金属が使われていれば、含有率と重量に基づいて査定してもらえます。
見た目が悪くても、金が使われていることがわかれば問題ありません。
たとえば、金の含有率75%を示すK18の金歯2g相当を買い取ってもらう場合、含有率をもとに金1.5g相当として査定されます。
銀などほかの貴金属も、それぞれ重量に応じた査定のうえ買取価格を評価してもらえます。
そのため、歯科技工用の金属や壊れた金歯でも、十分に高価買取を見込めるでしょう。
4-3. 治療により外した際は自分から必ず持ち帰りを申し出る
歯科治療で金歯を外した際は、自分から持ち帰りを相談することが大切です。
歯科医院によっては、外した金歯は歯科医師の判断で医療廃棄物として処分されてしまう可能性があります。
医療廃棄物としての処分は衛生的観点によるものですが、金歯は自由診療で自費購入したものであるため、所有権は患者にあります。
持ち帰りを申し出れば持ち帰れる物であるため、金歯を外した際は、持ち帰りたい旨を自分から申し出ましょう。
一度廃棄されれば取り戻すことは難しいため、取り外す治療の前に相談しておくことがおすすめです。
4-4. 持ち帰る際は除菌や洗浄を徹底する
持ち帰った金歯は、衛生面に注意して洗浄のうえ保管しましょう。
- 歯の表面を水洗いして汚れや付着物を確認する
- 歯やセメント片は柔らかい歯ブラシで取れるか確認する
- 洗浄後は消毒用アルコールやぬるま湯で再度洗う
- 清潔な布で拭いて風通しの良い日陰で乾燥させる
水洗いと毛先の柔らかい歯ブラシで洗う程度で問題ありません。
洗浄後は水分をよく拭き取って、ティッシュやガーゼで包んでチャック付き袋などに入れて保管します。
丁寧に洗浄・管理して、衛生面の問題を抑えたうえで買取店に持ち込めるよう準備しましょう。
5. 金歯は金買取の専門店への持ち込みがおすすめ
歯科医院で外した金歯は、貴金属の査定を受け付けている買取専門店に持ち込むことがおすすめです。
取り外した金歯は申し出れば歯科医院より持ち帰れますが、院内では買い取ってもらえません。
なぜなら、金買取には古物商許可が必要であり、許可を取得していない歯科医院では法律的に見ても買取査定はできないためです。
一方で、古物商許可を取得する買取専門店であれば、金歯に含まれる金や銀・プラチナなどの重量から査定してもらえます。
金属の含有率や重さに基づいて公正な買取価格を提示してもらえるため、金買取は許可を取得する買取専門店を利用しましょう。
6. 外した金歯を高く売るコツと保管方法
金歯は原則として貴金属の重量に基づいて査定が行われますが、持ち込む際の注意点を守ることで、さらなる高額査定も見込めます。
- 外した際は清潔にして厳重に保管する
- 金の純度がわかる書類があれば保管する
- 金の取引価格が高騰しているときに査定に出す
- 付着物があっても無理に取らない
外した金歯を高く売るためのコツについて、詳しく解説します。
6-1. 外した際は清潔にして厳重に保管する
外した金歯は、流水で軽く洗って清潔な状態で保管しましょう。
水分や汚れが残ったまま放置すれば、腐食やカビの原因になりかねません。
そのため、清潔な布で拭いて十分に乾燥させたうえで、ジップロックなどの小袋に入れて買取店に持ち込むまで保管することが大切です。
なお、金歯の取り外しから買取専門店への持ち込みまで時間がかかる場合は、金歯を入れた袋に「金歯」「金」と明記しておくことがおすすめです。
ジップロックに入った小さな金歯では、誤って捨ててしまう恐れもあるため、自分や同居する家族にも貴金属であることがわかるよう管理しましょう。
6-2. 金の純度がわかる書類があれば保管する
金歯を作る際に、歯科医院で金属の種類や純度が明記された書類を受け取っている場合は、合わせて買取専門店へ持ち込むことがおすすめです。
金歯治療に関する説明書や明細書があれば、買取査定をスムーズに進められる可能性があります。
買取査定において、金の含有率は重要な評価基準であるため、純度を示す情報があれば必ず持ち込みましょう。
もちろん、書類がなければ無理に探さなくても問題ありません。
歯科医院からの発行書類に心当たりがある場合のみ、用意を検討してみてください。
6-3. 金の取引価格が高騰しているときに査定に出す
金歯を買取専門店に持ち込む際は、金の取引価格が高騰しているタイミングを狙いましょう。
金歯の買取査定では、日々移り変わる金の取引価格に応じて、その日の査定額が変わります。
つまり、金の市場取引価格が高騰しているタイミングを狙えば、より高額査定を狙えるでしょう。
金の買取価格は各買取専門店のWEBサイトや店頭で提示されています。
金の市場取引価格チャートも買取価格を検討する指標となるため、日々の金取引価格も確認のうえ買取に出す日を選ぶことがおすすめです。
6-4. 付着物があっても無理に取らない
金歯にはセメントや歯の一部が付着してしまうことがありますが、無理に取る必要はありません。
もちろん衛生的観点から見れば、金歯の付着物はない方が望ましいといえます。しかし、付着物を無理に自分で取ろうとして貴金属の部分まで削ってしまうと、金属の重量も減ってしまう恐れがあります。
金は2025年10月時点で1gあたり2万円におよぶ価格で取引されており、0.1gの重量差でも買取価格が大きく変動する要因となるでしょう。
金買取は付着物があっても、その重さを除いて買取査定してもらえるため、付着物が減額の対象となる可能性は少ないといえます。
自分で簡単に取れない付着物は無理に取らず、そのまま買取専門店へ持ち込むことがおすすめです。
7. 金歯を外したら買取専門店への持ち込みをご検討ください
金歯は治療により不要になった場合にも、貴金属として買い取ってもらえる可能性があります。
歯科医院では医療廃棄物として処分扱いとなる金歯も、古物商許可を持つ買取専門店であれば買取の対象です。
捨ててしまうことは非常にもったいないため、金相場の高騰しているタイミングを狙って、賢く買い取ってもらいましょう。
「TIMELESS」は、金買取で20万件以上※の実績を持つ総合買取サロンです。
経験豊富なスタッフが金製品を査定評価し、金額についても丁寧に説明しております。
金歯の取り外しを予定している方、自宅で保管している金歯の買取を検討している方は、ぜひTIMELESSの無料相談からお気軽にお問い合わせください。
※2024年10月8日時点。
ご自宅に眠っている金製品はございませんか?
大手百貨店やショッピングモールに店舗を展開し、信頼と実績の買取でご好評をいただいている総合買取サロン タイムレスにお任せください。
「価値があるのかどうか分からない」「こんな物売れるの?」
そんなお品物でもぜひお持ちください。
その他:古銭・ブランド食器・楽器・骨とう品・カメラなど
※買取対象品目は店舗・催事ごとに異なります
※また、未成年者からの買取はできません。酒類の買取に関しては20歳以上のお客様のみ対象となります。各店舗・催事ページをご確認いただくか直接お問い合わせください
選べる買取方法
タイムレスでは、お客様のご都合に合わせた様々な査定・買取方法をお選びいただけます。