2025.09.17

ロイヤル コペンハーゲン買取相場完全ガイド~高価買取のポイントを解説!~

ロイヤル コペンハーゲンの食器

デンマーク王室が250年間愛し続けてきた至高の陶磁器、ロイヤル コペンハーゲン。
その象徴的なコバルトブルーの美しさは、今なお世界中の目利きコレクターたちを魅了してやみません。
しかし、いざ大切なコレクションの売却を考えた時、多くの方が直面する課題があります。
 
「本当の価値に見合った価格で売れるだろうか」「信頼できる買取業者をどう見つければいいのか」「査定で損をしないためには何に注意すべきか」
 
そんな不安を抱える皆様のために、このガイドでは業界の最新動向に基づいた買取相場情報から、査定額を劇的にアップさせる実践的テクニックまで、ロイヤル コペンハーゲンの売却で成功するためのすべての秘訣を余すところなくお伝えします。
あなたの大切なコレクションを、その真の価値に見合った最高価格で手放すための完全攻略法がここにあります。

1. ロイヤル コペンハーゲンの歴史

ロイヤル コペンハーゲンはデンマークで1775年に創業された磁器メーカーで、250年にわたる豊かな歴史があります。
薬剤師フランツ・ヘンリック・ミュラーがデンマーク初の硬質磁器を完成させたことが始まりでした。
フランツは、デンマーク国王クリスチャン7世とジュリアン・マリー皇太后の支援を受け、工場を創設しました。
その後、デンマーク王室御用達窯として認められ「王立デンマーク磁器製陶所」として知られるようになりました。
 
ロイヤル コペンハーゲンのデザインの大きな特徴であるコバルトブルーの絵柄は、東洋の青い染付に影響を受けたもので、特に「ブルーフルーテッド」と呼ばれるシリーズが有名です。このデザインは1868年から制作され、繊細で格調高い模様が世界中で愛されています。
 
ロイヤル コペンハーゲンはその後も、伝統を守りながら革新的なデザインを生み出しています。
王立デンマーク磁器製陶所から民間企業への移行、そして2012年のフィスカースによる買収といった変遷を経ても、品質とクラフトマンシップへのこだわりは変わりません。
デンマークの豊かな文化と歴史が込められたブランドとして、今でも特別な存在であり続けています。

2. ロイヤル コペンハーゲンの真価を決定づける3つの特徴

デンマーク王室が250年間変わらず愛用し続けてきたロイヤル コペンハーゲン。
その卓越した価値は、単なる高級食器の枠を超え、芸術作品として世界中で高く評価されています。
現在の高額買取相場を支えている特徴を、3つの観点から詳しく解説しましょう。

2-1. 唯一無二のデザイン哲学

ロイヤル コペンハーゲンが世界中のコレクターを虜にするのは、その洗練されたデザインにあります。
特に「ブルーフルーテッド」シリーズは、ブランドの象徴的存在として君臨し続けています。
貝殻の優美な曲線からインスピレーションを得た独特のフォルムに、職人が一筆一筆丁寧に描き上げるコバルトブルーの手描き模様。
この組み合わせが生み出す繊細で品格のある美しさは、150年以上にわたって変わることなく人々の心を捉え続けています。
 
すべての製品に施されるハンドペイントによる絵付けは、まさに職人の魂が込められた芸術品。同じデザインであっても、一つとして全く同じものは存在しないという唯一性こそが、コレクターたちが高い価格を支払ってでも手に入れたいと願う理由なのです。

2-2. 250年間磨き上げられた技術の粋

ロイヤル コペンハーゲンの現在の買取価値を支えているのは、創業以来一切の妥協を許さない製造技術です。
デンマーク磁器の伝統に根ざしたその技法は、まさに芸術の域に達しています。
創業当初は牛の耳や動物の毛を使った特製の筆で繊細な模様を描いていましたが、現在でも熟練した絵付師による完全手作業での製作が続けられています。
一人前の職人になるには約10年の修業が必要とされ、その技術は代々受け継がれる秘伝として守り抜かれています。
 
特筆すべきは、1400度という極限の高温焼成に耐える特殊なコバルト顔料の使用と、絵付けの上から釉薬を重ねる「アンダーグレーズ」技法
この組み合わせによって生み出される深く美しい発色は、他の窯元では決して再現できない神秘的な輝きを放ちます。
陶磁器としての実用的な耐久性と、芸術品としての繊細な美しさを高次元で両立させる—この矛盾ともいえる課題を解決した技術力こそが、現在でも世界最高峰の陶磁器として評価され続ける所以なのです。

3. ロイヤル コペンハーゲンの代表的シリーズ

ロイヤル コペンハーゲンは1775年、デンマーク王室の庇護の下で設立された名門陶磁器メーカーです。
現在も王室御用達の称号を持ち、公式行事で使用される格式高いブランドとして知られています。その代表的なシリーズを3つご紹介します。

3-1. ブルーフルーテッド

ブランドの原点とも言えるシリーズです。清潔感があるデザインと実用性を兼ね備えています。
特筆すべきは、絵付け技術です。すべて熟練職人の手作業で描かれており、一人前になるには約10年の修業が必要とされます。
職人たちは自分の作品にサインを入れる権利を持つため、同じデザインでも一つ一つ異なる表情を見せるのが大きな魅力となっています。

3-2. フローラダニカ

デンマークに自生する植物を描いた豪華なディナーセットです。王室の式典でも使用される芸術性の高いシリーズです。
もともとロシア皇帝エカチェリーナ2世への献上品として12年の歳月をかけて制作されましたが、皇帝の死により未完のまま残されたという歴史的な逸話があります。

3-3. イヤープレート:

毎年新作が発表されるクリスマスプレートで、1908年から欠かさず制作され続けており、コレクターたちに愛され続けています。

4. ロイヤル コペンハーゲンにまつわる雑学

4-1. クリスマスプレートの伝統

1908年から始まったクリスマスプレートの年次発行は、世界初の限定コレクターズアイテムとして知られています。毎年12月24日に型が破壊されるため、同じデザインが二度と作られることはありません。この伝統は現在も続いています。

4-2. 実は日本の有田焼からインスピレーションを受けたデザインも

17-18世紀にヨーロッパに輸出された日本の磁器の影響を受け、東洋的なモチーフを取り入れた作品も制作されています。
これらの背景を知ると、ロイヤル コペンハーゲンの食器がより特別に感じられるのではないでしょうか。

4-3. 王冠マークの秘密

ロイヤル コペンハーゲンの製品の底面に刻まれた王冠マークは、単なるブランドロゴではありません。
実は、この王冠マークは製造された年代によって微妙にデザインが異なり、コレクターや専門家にとって重要な「年代判定の鍵」となっています。
1775年の創設当初から1889年までは「王冠+波線3本」のデザインが使われていました。
1889年から1922年には王冠の形状が変更され、より立体的なデザインになります。
1922年以降は現在まで続く「Royal Copenhagen」の文字と王冠を組み合わせたマークが採用されました。
 
さらに詳しく見ると、王冠の尖った部分の数や形状、下部の装飾パターンなども時代によって変化しています。1960年代以降は製造年を示す特別なコードも追加されるようになりました。
 
この変遷を知ることで、アンティーク市場でロイヤル コペンハーゲンを購入する際に真贋判定や価値評価ができるようになります。
特に19世紀の古いマークが付いた製品は、現在では非常に貴重な骨董品として取引されています。
王冠マークは、まさにロイヤル コペンハーゲンの「歴史の証人」なのです。

4-4. 「不完全品」の破壊

品質管理が非常に厳しく、わずかでも不完全な製品は容赦なく破壊されます。
そのため市場に出回るものは全て最高品質が保証されています。

4-5. アンデルセンとの縁

「人魚姫」「マッチ売りの少女」などで知られるデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンも、ロイヤル コペンハーゲンの愛用者でした。

5. 食器のお手入れ方法

ロイヤル コペンハーゲンの美しいデザインと繊細な職人技が光る食器は、適切なお手入れをすることで長く美しい状態を保つことができます。
以下は、主なポイントです。

5-1. 日常の洗浄

普段の洗浄には中性洗剤と柔らかいスポンジを使用してください。
漂白剤や研磨剤入りの洗剤、金属たわしは避けましょう。
手洗いが理想的ですが、一部の製品は食洗機対応可能です。
ただし、食洗機を使用する場合は低温設定で他の食器と接触しないようにしてください。

5-2. 温度変化への注意

急激な温度変化は破損の原因になります。
例えば、冷たい食器をいきなり高温のオーブンや電子レンジに入れるのは避けてください。
また、直火や高火力での使用は基本的にNGです。

5-3. 保管方法

積み重ねる場合は、一枚一枚の間に布や薄紙を挟んで傷がつかないようにしましょう。
また、高湿度の環境を避けて通気性の良い場所で保管することをお勧めします。

5-4. 修理・補修

もし割れたり欠けたりした場合、たとえば日本の伝統技術「金継ぎ」を試すのも素敵ですが、確実な修復を望むなら専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。
特にロイヤル コペンハーゲンのような繊細な製品の場合、プロの技術によって元の美しさを取り戻すことが可能です。

5-5. 長持ちさせるコツ

日常使いの後はすぐに洗うのが理想ですが、難しい場合は軽く水ですすいでおきましょう。洗浄後はしっかりと乾燥させてください。
油分が多い料理やにおいの強い料理に使う際は、盛り付け前にお湯で食器を温めておくと汚れがつきにくくなります。

6. 買取相場

ロイヤル コペンハーゲンの買取相場は、製品の種類や状態、シリーズごとの希少性、そして市場の動向によって大きく変動します。
以下に詳しく解説していきます。

6-1. 主なコレクションとその相場

ロイヤル コペンハーゲンは、シリーズごとに特別な価値があり、それが買取額に影響を与えます。
 
ブルーフルーテッドシリーズ

もっとも代表的なシリーズで、中古市場でも高い人気を誇ります。
プレートやカップは通常500円~10,000円程度ですが、フルレースデザインなど希少なアイテムはさらに高額になります。
 
イヤープレート

特定の年のプレートはコレクターからの需要が高く、1908年の初年度版は150万円近くの値がつくこともあります。
 
フローラダニカ

世界一豪華と言われるシリーズで、特に良好な状態のものは20万円以上の買取が期待されます。
このシリーズは芸術性と希少性から、高額な取引の対象となります。
 
※価格は付属品がすべて揃った美品の参考価格です。買取価格はお品物の状態・売却タイミング・買取店舗によって異なります。

6-2. 状態と付属品

食器の状態が買取額に直結します。
割れや欠けがない、汚れが少ないアイテムはより高額での査定が期待できます。
さらに、箱や証明書などの付属品が揃っている場合、買取額が数割増えることもあります。

6-3. 買取業者の選択と査定方法

ロイヤル コペンハーゲンを高く売るためには、適切な業者を選ぶことが重要です。
以下の方法がよく利用されます。

  • LINE査定: 状態の写真を送り、事前に買取金額の目安を確認できる。
  • 相見積もり: 複数の業者に査定を依頼し、最も高い金額を提示した業者を選ぶ。
  • 訪問買取: 持ち運びでの破損を避けたい食器は、業者に自宅へ来てもらって査定・買取ができる訪問買取も人気です。

6-4. 市場動向とタイミング

経済状況やコレクターの需要が買取価格に影響を及ぼします。
例えば、特定の年代やシリーズが注目されるタイミングでは、それに伴い価格が上がることがあります。

6-5. 注意点

「ロイヤル コペンハーゲン」は誰もが知る高級食器であるために、偽物やコピー品も多く出回っています。
購入時には信用できるお店で購入すること。また、売却時には箱などの付属品が揃った状態で信頼できる業者に査定・鑑定してもらうことが大切です。
これらの点を踏まえ、大切なロイヤル コペンハーゲンを手放す際には、慎重に情報を収集し、最大限の価値を引き出してください。

7. まとめ

ロイヤル コペンハーゲンの買取相場は、シリーズや状態、付属品によって大きく左右されます。
ブルーフルーテッドやフローラダニカは特に価値が高く、イヤープレートは希少性により高額査定の可能性があります。
市場動向や適切な業者選びが重要です。箱や証明書がある場合はさらに査定額が上昇します。
大切なアイテムを手放す際は、これらの情報収集をしっかりと行い、納得のいく買取をめざしましょう。

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