2026.02.05

クロノグラフのパイオニア「ブライトリング」〜その魅力や人気コレクション、お手入れ方法について〜

ブライトリング

スイス発祥の世界的腕時計メーカーのひとつ「ブライトリング」。

プロフェッショナルな顧客を想定した精密な時計作りで多くの人気を獲得しているほか、クロノグラフ腕時計を初めて商品化したブランドとしても知られています。

本記事ではブライトリングというブランドについて、そのルーツや魅力から代表的なコレクション、お手入れ方法まで解説していきます。

1.ブライトリングというブランド:クロノグラフの始祖

ブライトリングは、スイスに拠点を構える世界的腕時計ブランド。いち早くストップウォッチ機能を搭載したクロノグラフ腕時計を開発し、「クロノグラフの始祖」とも言える存在として確固たる地位を築いています。

 

ブライトリングが手がける時計の大きな特徴は、「プロフェッショナルのための計器」を理念とすることから生まれる精密性にあります。時間を正確に刻むことはもちろん、視認性や耐久性の高さを兼ね備えたブライトリングのモデルの精密性は、まさに一級品。このことから時計に精密性を必要とする航空業界とのつながりが強く、パイロット用のストップウォッチやパイロットウォッチを多く開発してきた流れを持ちます。

 

加えて、ブライトリングは優れたデザイン性によっても多くの熱狂的なファンを作り出してきました。無骨で精悍なデザインを基本としながらも、カジュアルからエレガントスタイルまで幅広くカバーするコレクションの数々は、高級腕時計業界のなかでもひときわ強い存在感を放っています。

2. ブライトリングの歴史

今では世界的な腕時計ブランドとなったブライトリングですが、どんな歴史を経て現在の地位まで登り詰めたのでしょうか?本章では、ブランドの歴史を以下3つの年代に分けて紐解いていきます。

  1. ブライトリングのルーツ
  2. 世界大戦とクロノグラフの誕生
  3. クォーツ危機を乗り越え現代へ

2-1. ブライトリングのルーツ

ブライトリングの創業は、1884年。当時24歳の青年レオン・ブライトリングは、スイスの山間部にある小さな村、サンティミエに精密機械を製造する工房を設立しました。

 

創業当初から豊富なアイデアを持つ青年であったレオンが生み出す精密機器の数々は次から次へと賞を受賞するなど高い評価を得て、ブライトリングの名はどんどんと知名度を上げていきました。

 

1892年には、スイスの時計産業の中心地となっていたラ・ショー・ド・フォンに生産拠点を移して更に商品開発を活発化させます。この地でレオンは54歳でこの世を去るまでに多くの技術を開発し、後にブライトリングが世界的ブランドとなる礎を築きました。レオンが開発した技術のなかにはクロノグラフ時計の原型となる30分積算計を備えたワンプッシュ・クロノグラフも含まれていることから、彼なくしてブランドの現在の発展はなかったと言えるでしょう。

2-2. クロノグラフの誕生と世界大戦

レオンの跡を継いだガストン・ブライトリングは1915年、ブランド初の腕時計型クロノグラフを発表します。このクロノグラフモデルには2時位置に独立したクロノグラフプッシュボタンが搭載されており、操作性が飛躍的に向上。ブライトリングがクロノグラフのパイオニアとなる原点となりました。

 

またこの時代は、ちょうどヨーロッパで世界大戦が勃発して精密度の高い時計の需要が急速に高まっていた時代でもあります。第一次世界大戦においては初めて飛行機が戦争の主役として登場し、当時のパイロットたちが燃料の残量を時間で算出していたことから、ストップウォッチ機能を持ったクロノグラフは飛行機乗りにとって欠かせないアイテムとなっていきました。

 

第二次世界大戦の時代、飛行機が戦争の勝敗に決定的に重要なものとなると、クロノグラフは更なる進化を遂げていきます。世界中に戦禍が広がるなか、ブライトリングは消費燃料や速度の計算を行える回転式計算目盛を搭載した新商品「クロノマット」を発表。当時のパイロットたちから熱狂的な支持を集めます。

 

戦後になるとブライトリングが培ってきたクロノグラフ技術は民間の航空会社の間にも大きな需要を引き起こし、ブランドのクロノグラフのパイオニアとしての地位をより確かなものとしていきました。

2-3. クォーツ危機を乗り越え現代へ

1970年代、スイスの時計産業を“クォーツ危機”と呼ばれる出来事が襲います。これは、日本の時計ブランド「セイコー」が安価で高精度なクォーツ式腕時計を開発、席巻したことによって引き起こされた時計業界の一大事であり、この出来事によってスイスの機械式時計ブランドの多くが経営難に陥りました。ブライトリングもその例外ではなく、経営は非常に苦しい状況に置かれます。

 

転機となったのが、アーネスト・シュナイダーによる買収と再建です。1979年にシュナイダーによって買収されたブライトリングは、その5年後に現代までつながる新生“クロノマット”を発表。イタリア空軍との共同開発によって誕生したこの時計はより高い堅牢性と実用性を兼ね備えており、ブライトリングの技術力と機械式クロノグラフの有用性を世界に示すモデルとなりました。

 

2017年ブライトリングはCVCキャピタルパートナーズによって再び買収を受けます。CEOに就任したジョージ・カーンは次々と革新的な施策を打ち出すことによって、ブライトリングを再びトップブランドに押し上げました。

3. ブライトリングの魅力とは?

世界中の人に愛されるブライトリングの腕時計には、それだけの愛を受ける理由があります。そこで本章では、ブライトリングの魅力を以下5つの視点から解説していきます。

3-1. 魅力①:航空業界との密接なつながり

「ブライトリングの歴史」の章でも触れたように、ブライトリングは航空業界と密接なつながりを築いてきました。パイロットのための時計作りを常に行ってきたがゆえの独自の機能性と堅牢性の高さ、デザイン性がその個性を際立たせるとともに、ブランドならではの魅力ともなっています。

 

例えば、後述する「ナビタイマー」というモデルはブランドのなかでもパイロット向けに特化したモデルとして知られていて、回転計算尺を使用した航空機の航法計算が可能です。航空機のパイロットからの需要が大きいことはもちろんですが、唯一無二の個性に惹かれた幅広い層からのファンを集めている点も無視できません。

3-2. 魅力②:プロフェッショナル向けゆえの精密性

パイロットをはじめとした厳しい環境下で仕事に従事するプロフェッショナルに向けて、ブライトリングでは高い精密性を持った腕時計の開発を進めてきました。その結果としてあらゆる環境下でその能力を発揮できるブライトリングの腕時計は、プロフェッショナルたちからの大きな信頼を得ているのです。

 

特筆すべきは、全モデルに搭載されているCOSC(スイス公認クロノメーター検定)認定ムーブメント。厳格な基準をクリアできるのはスイスで毎年製造される時計の5%ほどと言われており、ブライトリング製腕時計のクオリティの高さがよくわかります。

3-3. 魅力③:無骨かつ洗練されたデザイン

プロフェッショナルな環境での使用を想定したブライトリングの時計は、過度な装飾を省いた精悍で無骨なデザインが特徴です。無駄を省いたからこその機能性の高さは他の多くのブランドにはない魅力であり、華美なデザインを好まない層の方たちから人気を集めています。

 

一方で長い歴史を通じて洗練されてきたブライトリングのデザインは同時にシャープな美しさをも湛えていて、エレガントやカジュアルスタイルなどあらゆるシーンでの着用に適しています。人を選ばない普遍的なデザイン性が、ブライトリングの世界的な人気を支えていると言ってよいでしょう。

3-4. 魅力④:時代を先取りする革新性

クロノグラフの開発に象徴されるように、ブライトリングは時代を先取りするような革新的な技術の開発に取り組んできました。例えばブランドを代表するバイロットブレスレットは、独自の開発技術によって製作されたフィット感に優れるモデルです。

 

また製造技術だけでなく、新しい素材開発を行ってきた点も忘れてはいけません。セラミックやチタン、独自素材である「ブライトライト」などを積極的に商品に取り入れて、常に新しいものを求めるファンたちの期待に応えてきたのです。

3-5. 魅力⑤:充実のアフターサービス

腕時計に高い精密性・信頼性を求める顧客層に向けて、ブライトリングでは時計のクオリティの高さだけに頼ることなく、アフターサービスの充実にも取り組んでいます。

 

ブライトリング製腕時計には購入後の5年保証と修理後の2年保証が付けられており、この期間内の自然故障であれば基本的に無料でメンテナンスが可能です。また通常なら3〜5年に一度行われるオーバーホールも、ブライトリングのモデルによっては6年に一度程度の周期で受けるだけで問題なく動作します。

 

そのほか「クラブブライトリング」に入会すると、オーバーホールなどのメンテナンスを割引価格で受けられるという特典もあり、末長く安心して使用できる点がブランドの大きな魅力となっているのです。

4. ブライトリングの代表的コレクション

ブライトリングは、長い歴史のなかで数々の人気アイテムを生み出してきました。そこで本章では、ブライトリングを代表するコレクションから5つを厳選して紹介します。

  1. ナビタイマー
  2. スーパーオーシャン
  3. クロノマット
  4. アベンジャー
  5. ベントレー

4-1. ナビタイマー

1952年にリリースされた「ナビタイマー」は、ブランドを代表するパイロットウォッチです。

航空計算尺の付いた回転ベゼルという発明は、初代モデルが世界パイロット協会の公式時計として認定されるほどの画期的なものでした。

 

一方でナビタイマーには、幅広いデザインのモデルを取り揃えた普遍的なコレクションという一面もあります。複数のスケールやインダイヤルが並ぶにもかかわらずスマートな印象を残すデザインは、ディテールまで究極に洗練されているがゆえのもの。あらゆる種類のベルトにもフィットする点も特徴的で、さまざまなスタイルにピッタリと寄り添ってくれるでしょう。

4-2. スーパーオーシャン

「スーパーオーシャン」は、その名が示す通り“海”をテーマにしたブランドでも珍しいコレクションです。ダイバーズウォッチとして抜群の防水性と視認性を追求してきたスーパーオーシャンは、現在では最大1,500メートルの海底にも耐えられるほか暗い水中でも容易に視認できるほどの性能に達しています。

 

なおこのコレクションには「スーパーオーシャン ヘリテージ」という派生ラインも存在します。現行のスーパーオーシャンが現代的なスマートさと力強さを大胆に表現したデザインになっているのに対し、ヘリテージでは初代モデルのデザインを現代的に再解釈。ヴィンテージ調のベゼルやドーム型サファイアグラスなどを採用して、クラシカルな上品さを前面に押し出しています。

4-3. クロノマット

現行のクロノマットは、先述の通り1984年にイタリア空軍との共同開発によって製作されたパイロットウォッチをベースにしています。ベゼルはグローブを着けたまま操作できるように、ラグは時計が袖に引っ掛からないように計算されているほか、高い視認性・操作性・耐久性を兼ね備えており、一流のプロフェッショナルの使用に耐え得るよう設計されています。

 

ただし、クロノマットの活躍の場は空だけに留まらず、ユーザビリティとスタイリッシュなデザインにより生活のあらゆるシーンでの着用が可能です。また上述のパイロットウォッチとしての設計の工夫はコレクションの個性を一層際立たせる結果となり、多くの熱心なファンを獲得する要因ともなりました。

4-4. アベンジャー

数あるブライトリングの人気コレクションのなかでも、極めて高い力強さを持つのが、この「アベンジャー」。ブライトリングらしい無骨な印象のあるアベンジャーは、空軍や特殊部隊による使用を想定したミリタリー色の強いテイストになっている点が魅力です。

 

ねじ込み式の大型リュウズや厚みのあるサファイアクリスタルによってその耐久性・実用性は非常に高いものとなっていて、過酷な環境下での使用にも十分耐え得ります。ひとつ一つのパーツが迫力を持つ一方全体として洗練されたバランスでデザインされており、スタイル次第で日常使いにも取り入れることが可能です。

4-5. ベントレー

このコレクションに付けられた「ベントレー」という名称は、同名のイギリスの自動車メーカーとのコラボレーションモデルであることを表しています。“車”という独自のコンセプトを持つことから他のコレクションとは異なる個性が際立っており、一味違うブライトリングの腕時計をお探しの方におすすめのモデルです。

 

デザイン面ではベントレー社の車体デザインをモチーフとして採用し、独特の色気を放っています。例えばそのベゼルは、車体のフロントグリルをイメージしてデザインされたもの。車らしい意匠の数々とブライトリングの特徴である機能美の融合は、多くの腕時計好きの心をつかんで放しません。

5. ブライトリングのお手入れ・保管方法

精密な作りで耐久性にも優れたブライトリングの腕時計ですが、長く愛用するためには日頃から手入れや保管方法に気を付けておくことが重要です。本章では、ブライトリングのお手入れ・保管方法についてひとつ一つ解説していきます。

5-1. 布や綿棒を使って汚れをとる

自宅でできる時計のお手入れとしては、布や綿棒を使って汚れを取る方法が代表的です。時計表面をマイクロファイバーなどのきめ細かく柔らかい布で拭き、細かい箇所は綿棒などを用いて汚れを掻き出すことで、手持ちの時計を綺麗な状態に保つことができます。

 

またブライトリングの時計に使用される素材にはさまざまなものがありますが、例えば比較的“錆びにくい”とされるステンレススチールの場合でも、定期的に汚れを取り除くことで汗などによる酸化を防げる他、更に錆びにくくなります。

5-2. 公式のメンテナンスサービスも利用可能

ブライトリングでは正規のメンテナンスサービスを提供しており、これを利用することで時計を最適な状態に長く保つことができます。正規のルートで時計を購入して先述の通りにクラブブライトリングに入会していれば、割引価格でメンテナンスを受けられる特典も利用可能です。

 

公式のメンテナンスでは、オーバーホールせずとも実施可能な修理が行われます。機械式時計なら精度調整・不具合調整を、クォーツ式時計では電池交換をしてくれることに加え、時計全体の洗浄や防水検査なども行ってくれるので、ぜひ定期的な利用をおすすめします。

5-3. 数年に一度はオーバーホールに出す

オーバーホールとは英語で「徹底的に点検する」という意味を表します。ブライトリングの正規オーバーホールでは腕時計をパーツひとつずつまで分解して洗浄・注油・一部パーツの交換などを行って、新品の状態に可能な限りまで近付けます。

 

メンテナンスでは解消できない問題を取り除くオーバーホールは、精密機械であるブライトリングの腕時計を長く使用するために不可欠な要素。ブライトリング公式では自社モデルに関して4~6年に一度のオーバーホールを推奨しているので、その点検時期がきたら迷わずオーバーホールに出すとよいでしょう。

5-4. ブライトリングの保管方法

ブライトリングの時計の保管には、“時計が苦手なものを避ける”姿勢が重要になります。ブライトリングの時計が苦手とするものには「磁気」「極端な気温」「強い衝撃」「化学物質」といった要素があることから、それらを避けるように時計を保管するように心掛けましょう。

 

もしこれらのものに、例えば「磁気」に晒されると、時計の動作が精密性を欠くようになってしまう可能性があります。また極端に寒かったり、暑かったりする環境に置いておくいた場合には、精度の低下の他時計の故障を引き起こすかもしれません。

6. まとめ

本記事では、スイスを代表する高級時計ブランドのひとつ「ブライトリング」について、その魅力や歴史、代表的なコレクションといった観点から紐解いてきました。

 

ブライトリングの腕時計はプロフェッショナル向けに作られていて、精密度の高さで広く知られています。またそのように機能性に優れるだけに留まらず、究極まで洗練されたデザイン性を兼ね備えているという特徴も、現代の多種多様なライフスタイルを持つ大人に支持される要因のひとつとなっています。

 

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