海外コイン・海外紙幣・記念コインの価値は?買取対象のケースやお手入れ方法も紹介!

海外コインや紙幣、記念に購入したコインをそのまま眠らせている人もいるでしょう。実は、海外コインや海外紙幣、さらに記念コインの中には、通常の貨幣価値よりも高く売買されるものがあります。
また、現行紙幣や硬貨も買取対象となるケースがあり、発行枚数の少ない紙幣や特別な記念コインにはプレミアがつくことも珍しくありません。
そこで、今回は海外紙幣やコインの価値や、プレミアがつきやすい海外紙幣の特徴について解説します。さらに、貨幣や硬貨の価値を落とさないためのお手入れや保管方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。買取のポイント、さらに価値を守るためのお手入れ・保管方法についてわかりやすく解説します。
Contents


1. 海外コイン・紙幣はリユース市場で注目されるアイテム
リユース業界では、ブランド品や貴金属だけでなく、海外の紙幣やコインも取引対象として注目されています。観光のお土産として持ち帰った紙幣や、海外旅行で余った硬貨を持て余している人も少なくないでしょう。
一部の海外貨幣は、コレクション目的や歴史的価値から一定の需要があるケースも珍しくありません。とくに、古い紙幣や限定発行された記念コインは、コレクター市場で高額取引されるケースもあり、資産価値を持つアイテムとして認識されています。
1-1. コレクター需要の側面
海外コインや紙幣がリユース市場で取引される大きな理由のひとつが、コレクター需要です。それぞれの国や地域の歴史、文化をモチーフにしたデザインなど、さまざまな種類の貨幣が流通しています。
そして、世界各国の通過をコレクションしている愛好家が多くいるのです。とくに、発行が中止された通貨や、短い期間しか流通しなかった紙幣、限定発行の記念コインなどは、希少性の高さから人気があります。
また、美術品や歴史資料としての価値を重視するケースもあるでしょう。したがって、未使用に近い美品や、オリジナルケース入りの記念コインは高額で取引されやすく、保存状態が需要に直結するのも特徴のひとつです。コレクター層の存在が相場を押し上げ、海外通貨にも思わぬプレミア価値がつく可能性を生み出しています。
1-2. 資産価値としての需要
海外コインや紙幣は、単なるコレクションとしての魅力だけでなく、資産価値を持つアイテムとしても注目されています。とくに、純金や純銀を原料としたコインは、地金価格と連動して価値が変動するため、資産としての側面を持っています。
近年は金融市場の不安定さから「有形資産」に注目が集まっており、希少性と素材価値の両方を備えたコインは投資対象としても人気があります。
また、過去に廃止された通貨や、限定発行された紙幣は、時間の経過とともに市場での流通量が減少するため、希少性が高まりやすく長期的に価値が上昇することも珍しくありません。
2. 現行紙幣・硬貨も買取対象になるケース
海外紙幣やコインの需要、プレミアと聞くと、古い貨幣や特別な記念貨幣などを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、現行紙幣や硬貨も買取になるケースがあります。
一般的には、コレクター需要がある貨幣は買取対象になるケースが多いです。たとえば、記念デザインが施された現行紙幣や、発行枚数が少ない硬貨はコレクション対象として人気があり、流通している紙幣以上の価値が付くことがあります。
さらに、国や地域によっては記念発行として限定的に製造される現行コインがあり、発売直後からプレミアがつくことも珍しくありません。
日本円の場合、新1万円札であっても条件を満たしていれば、紙幣以上の価値が付くことがあります。たとえば、新1万円札で記番号がゾロ目になっていたり、キリ番になっていたりする場合は1万円以上で取引されることも少なくありません。
一方、米ドルの場合、1928年シリーズと呼ばれる一連の紙幣があります。なかでも、1,000ドル札は高く評価されており、高値で取引されることも多いです。そのほか、500ドル札についても、1928年や1934年に発行されたものは高値で取引される傾向があります。
3. プレミアがつきやすい海外紙幣・コインの特徴
ここでは、プレミアがつきやすい海外紙幣の特徴を見ていきましょう。
3-1. 希少性の高さ
短期間のみ流通した紙幣や、政権交代・戦争など歴史的な事情で発行が終了した紙幣は希少性が高く、コレクター市場で評価されやすい特徴があります。特にすでに廃止された通貨や消滅した国の紙幣は、歴史的な資料としての意味合いも強く、プレミアがつきやすい傾向にあります。
3-2. デザイン
記念発行された限定デザインの紙幣やコインもプレミアがつきやすいです。建国記念やイベント、オリンピック開催などを記念して特別に製造された紙幣は発行枚数が限られていることが多く、希少性とデザイン性により、高額で取引されるケースも少なくありません。
3-3. 製造上の珍しさ
海外紙幣の価値を高める理由のひとつに「製造上の珍しさ」が挙げられます。通常は出回らないような特殊な紙幣や、製造工程のわずかな誤差によって生まれた「正常ではない」紙幣は、非常に価値のあるものです。
たとえば、代表的な例として挙げられるのが「エラー紙幣」と呼ばれるものです。印刷のズレや色の欠け、透かしの位置の異常、裁断ミスによって上下がずれた紙幣などは、流通量が極めて少なく、通常の紙幣以上の価値がつくことが一般的です。
製造過程のエラーは本来であれば市場に出回る前に回収されるため、実際に流通してしまうのはごく一部に限られます。しかし、検査等をすり抜けて市場に出回ったエラー紙幣は、その珍しさから高値で取引されることが多いのです。
そのほか、記番号にもプレミアがつくことがあります。たとえば、111111などのゾロ目や、123456といった連番、1000000などのキリ番の紙幣は、コレクターのなかでも人気があり、高値で取引される傾向にあります。
印刷ミスなどのエラーによって、希少価値が高まり、コレクター需要を生み出します。エラー紙幣は流通量が極めて少ないことから、想像よりも高値で取引されることが多いです。
3-4. 保存状態の良さ
保存状態の良さもプレミアが付くかどうかに影響する要因のひとつです。同じ種類の紙幣であっても、状態の違いによって評価額が数倍から数十倍まで変わるケースも珍しくありません。
とくに高値で取引されるのは「未使用(UNC=Uncirculated)」と呼ばれる折れやシワが一切ない製造時の状態が保たれている貨幣です。
流通に出回る前のままの鮮明な印刷、ピンとした質感が残っていることがポイントで、希少性が高まります。一方、折り目や破れ、シミや変色がある紙幣はコレクターの評価が下がり、同じ額面・種類でも価値が下がってしまいます。
また、保管環境によっても劣化の状況が変わります。湿気によるカビやシミ、紫外線による退色に加え、虫害などは紙幣にダメージを与えてしまい、評価額が下がります。しかし、透明スリーブや専用のアルバムに格納して、直射日光を避けた環境で保管されている紙幣は、劣化しにくくなり、美品として評価されやすいです。
海外貨幣のプレミア性は、希少性や製造上のエラーだけでなく、どれだけ美しい状態を保てているかにも大きく左右されます。紙幣を資産として守るためには、正しいお手入れと保管方法を実践し、できる限り製造当初に近い状態を維持することが重要なのです。
4. 海外コイン・紙幣の正しいお手入れ・保管方法
海外コインや紙幣は種類や製造上の珍しさ、希少性などから、貨幣価値よりも高値で取引されることがあります。ただ、お手入れの方法が間違えていたり、保管方法が悪かったりすると、貨幣が劣化してしまって価値が落ちてしまう可能性があります。
ここでは、海外コインや紙幣の正しいお手入れ方法と保管方法について詳しく見ていきましょう。
4-1. コインは磨かないようにする
大事なコインを綺麗な状態にしておきたいと思うあまり、金属磨きや研磨剤を使ってピカピカにしたくなる人もいるでしょう。しかし、コインを磨くことで、かえって価値が下がってしまう可能性があるのです。
というのも、コインの価値は金属としての状態ではなく、表面の保存状態や、手が施されていないオリジナルの質感によって評価されるケースが多いからです。コインを磨くことで、本来の自然な光沢や質感が失われ、微細な傷がつくと「損傷あり」と判断されてしまう可能性があります。
とくに、コレクターのなかでは、発行当時のままの風合いや経年変化による自然な色合いがあえて魅力的とされることもあり、人工的に磨かれたコインは敬遠されることも珍しくありません。
そのため、汚れやくすみが気になる場合でも、無理に擦ったり、研磨剤や薬剤を使用したりするのは避けましょう。どうしても手入れをする必要がある場合は、柔らかい布で軽く表面を押さえる程度にとどめるのがポイントです。
4-2. 素手で触らないようにする
海外コインや紙幣を扱うときは、できるだけ素手で触らないことが大切です。手には皮脂や汗が含まれており、コインや紙幣に付着すると酸化や変色、シミの原因になります。一度ついた皮脂や汗は、時間とともに化学反応を起こし、拭き取っても跡が残ってしまうことがあるのです。
また、金属でできたコインは、指紋が付着するとその部分だけが黒ずんでしまうことがあり、評価が下がってしまうことがあります。紙幣の場合も同様で、わずかな汗や湿気がシワや波打ち、インクのにじみを引き起こし、評価が下がってしまうのです。
そのため、コインや紙幣を手に取るときは、綿製やナイロン製の手袋を使用するのが望ましいでしょう。また、紙幣はなるべく直接触らず、ピンセットや専用スリーブに入れたまま扱うのをおすすめします。
4-3. 湿気を避ける
海外コインや紙幣を保管するうえで、保管する環境を整えることが大切です。湿度が高い環境では、金属製のコインは酸化やサビが発生しやすくなります。また、紙幣はカビやシミ、波打ちの原因となります。
とくに、四季があり、梅雨や夏場に湿度が高くなる日本では、適切な湿度管理をおこなわなければ大切なコレクションが短期間で劣化してしまう恐れがあります。
コインの場合、表面に水分が付着すると変色や腐食が進みやすく、わずかな点サビでも評価に影響を及ぼしかねません。さらに、紙幣においても、一度カビが発生すると完全に取り除くことは難しく、価値が下がってしまう可能性があります。
対策としては、湿度の高い場所での保管・保存を避けることが重要です。押し入れや床下収納など通気性の悪い場所は避け、風通しの良い部屋で保管するのが理想的です。
さらに、シリカゲルなどの防湿剤をコインケースや紙幣用アルバムに一緒に入れておくと、湿気を吸収し劣化を防げるでしょう。また、定期的に保管環境をチェックし、梅雨シーズンや湿度の高い季節には、除湿機やエアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。
紙幣やコインの価値を落とさないためにも、日頃から湿気対策をしておきましょう。
4-4. 直射日光が当たる場所に置かない
価値を落とさないためにも、直射日光を避けて保管することが大切です。紫外線によって変色や色あせが発生したり、コインの表面の光沢感が損なわれたりします。
とくに紙幣は、長時間日光にさらされることで、発行当初の色が失われて、価値が下がってしまうことも珍しくありません。また、コインも同様で、金や銀以外の素材を使用したコインは紫外線や熱の影響で変色や劣化が進みやすくなります。日光に当たる窓際や、屋外に近いところに置いておくなど、わずかな光でも劣化の原因となることがあるのです。
対策としては、窓から離れた場所や直射日光が入りにくい引き出し、棚の奥などに保管することが大切です。また、UVカット機能付きの保護フィルムやガラスを使用することで、光による劣化のリスクを抑えられます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「海外コイン・海外紙幣・記念コインの価値」をテーマに、リユース市場で注目されている理由やプレミアが付きやすい紙幣、コインの特徴について解説しました。
エラー紙幣や記念コインなどは希少性が高く、貨幣価値以上の価格で取引されることも珍しくありません。しかし、状態が悪ければ、その分価値が下がってしまうので、日頃から保管環境に注意を払う必要があります。
湿度が高くなりすぎないように注意したり、直射日光が当たらないところで保管したりなど、資産としての価値を守るためにも日頃から気にかけることをおすすめします。


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