2026.02.05

長い歴史と黄金色の輝きを持つ宝石「トパーズ」~その魅力や歴史からお手入れ方法までを紹介~

ブルートパーズ

黄色を中心に多種多様なカラーバリエーションを持ち、大切な人への贈り物としても人気の高い宝石「トパーズ」。

古代からの長い歴史を持つこの宝石は硬度が高いことなどから日常使いに適していて、現代でもジュエリーに多く使用されています。

本記事では、そんなトパーズの歴史や魅力、お手入れ方法などについて掘り下げます。

1. トパーズとは?宝石の定義と特徴について

古代エジプトの時代から崇められてきた「トパーズ」は、アルミノケイ酸塩を主成分とする宝石です。無色やオレンジ、ピンク、ブルーなど豊富なカラーバリエーションを持つほか、掻き傷への耐性を示すモース硬度が8と高くプレゼントにも日常使いにも適しています。

 

トパーズは水酸基(OH)とフッ素(F)の含有量によりOHタイプとFタイプに大別され、それぞれ以下のような特徴を持ちます。

  • OHタイプ:オレンジ系のカラーを持つ希少性の高いタイプ。褪色に対する耐性があり、「インペリアルトパーズ」もこのタイプに属する。
  • Fタイプ:無色、ブラウン系、淡い青系といったカラーが主体。紫外線による褪色を防ぐため、放射線照射や加熱処理が行われる。

1.1 トパーズの魅力

トパーズの魅力は多種多様な要素から成っています。

 

まず挙げられる要素は、透明度と輝度の高さです。トパーズには鉱物学的に見て光を取り込みやすい特徴があり、その分美しくクリアに発色します。そこにこの宝石ならではのカラーバリエーションの豊富さが加わって、トパーズは誰もが自分にピッタリのものを見つけられる汎用性の高い宝石です。

 

またその歴史を通じて古くから縁起の良い石として親しまれてきたきたこともあり、現在でも大切な人への贈り物としても人気を集めています。詳しくは後述しますが、「友愛」「希望」「繁栄」「潔白」といった石言葉を持つトパーズは、一種のお守りとして身に着ける人も少なくありません。

 

そのほか、傷への耐性を測るモース硬度の値が「8」と高いことも魅力のひとつ。この数値はトパーズが水晶よりも硬いことを表しており、日常使いのなかで傷がつきにくいというメリットが示されています。

1-2. トパーズは11月の誕生石

トパーズは、11月の誕生石としても知られています。トパーズがこの月の誕生石として定着した理由は、収穫を終えた大地に感謝するとともに続く季節の豊穣を祈るため、黄色い宝石が重要視されたこと。また木々が色づく時期でもあることも、黄金色に輝くトパーズが11月の誕生石に選ばれることにつながりました。

 

なお、11月の誕生石にはトパーズのほかシトリンという宝石も該当します。シトリンはトパーズに似た黄色に輝く石ですが物理特性が大きく異なっており、輝きの強さや重量感に違いがあります。

 

誕生石は、自分の誕生月のものを身に着けることで「願いが叶う」「幸せになれる」と言われている存在です。もし大切な人のなかに11月が誕生月の方がいるなら、プレゼントとして検討してみてはいかがでしょうか。

1-3. トパーズの石言葉:友愛・希望・繁栄・潔白

トパーズにはその長い歴史を通じて神聖な石として、さまざまな願いの対象となってきました。主な石言葉には「友愛」「希望」「繁栄」「潔白」といったものがあり、輝かしい未来に導いてくれる宝石として広く信じられています。

 

また、カラーによって異なった石言葉を持っている点もトパーズの特徴です。以下には、カラーごとのトパーズの石言葉を紹介します。

  • インペリアルトパーズ(濃いオレンジ系):「友情」「誠実」「潔白」
  • ピンクトパーズ:「恋愛成就」
  • ブルートパーズ:「友情」「知性」「希望」「内面の平和」
  • オレンジトパーズ:「希望」「幸運」
  • シャンパントパーズ(薄茶色~ゴールド系):「希望への導き」「夢の具現化」
  • カラーレストパーズ:「潔白」「友愛」「希望」「知性」「天才」

1-4. トパーズの価値を決めるもの

トパーズの価値を決める要素は、「色」「透明度」「カット」「大きさ」の4つに大別されます。以下にそれぞれの要素について解説を行っているので、トパーズの取引の際はぜひ参考にしてみてください。

 

1-4-1. 色

多種多様なカラータイプを持つトパーズは、その色ごとの希少価値によって評価を変えます。例えば、産出量の少ないインペリアルトパーズやピンクトパーズが高く評価されやすいのに比べて、ブルートパーズやカラーレストパーズは評価が上乗せされることはあまりありません。

 

1-4-2. 透明度(クラリティ)

トパーズに限らず宝石一般に言えることとして傷や内包物が少ない個体ほど価値が高まる傾向にあり、この価値は透明度=クラリティという指標で測られます。トパーズには元来内包物が少ない原石が多いため、高い透明度の宝石が手に入りやすい環境にあります。

 

1-4-3. カット

カットによって宝石の輝きと美しさは影響を受けるため、その品質はトパーズの価値にも大きく関わってきます。トパーズの結晶は細長い形・円柱状のいずれかの場合が多く、その特性を生かしたカットが施されているケースがよく見られます。

 

1-4-4. 大きさ(カラット)

宝石の大きさ(カラット)が大きければ大きいほどその価値は高まります。トパーズの場合元々カラット数の大きな個体が多いものの、希少価値の高いカラーの石ではその価値は跳ね上がります。

2. トパーズの歴史

トパーズは古代から広く崇められてきた宝石であり、その歴史を紐解くことはその真の価値を知ることにつながります。そこで本章では、トパーズという名前の由来から現代の人気につながるまでの流れを順に紹介していきます。

2-1. 「トパーズ」という名の由来

その黄金色の輝きから「黄玉(おうぎょく)」という愛称でも親しまれるトパーズの名称は、何を由来として名付けられたのでしょうか。その語源は、サンスクリット語の「炎=tapas(タパス)」やギリシャ語の「探求する=topazos(トパゾス)」だと言われています。

 

「タパス=炎」に関しては金色のトパーズの結晶が太陽を象徴しているとされ、“炎”に結び付いたのではという説が有力視されています。それに対して「トパゾス=探求する」の場合は、紅海に浮かぶトパゾス島が産地となったからとされていますが、いずれの説でも炎や光との関わっていることが共通点。古代の人々がトパーズに希望を見出していたことがわかります。

2-2. 古代エジプト:太陽の宝石

古代エジプトでは、トパーズを神聖なる宝石として崇める文化がありました。トパーズは、太陽神である「ラー」の力によってその輝きを得た石と見做されており、“太陽の宝石”とも呼ばれていました。

 

当時の人々は、邪気や災害などから身を守るための護符としてトパーズを身に着けていたそうです。この信仰は古代ギリシャやローマにも受け継がれ、トパーズはお守りとして広く使用されました。

2-3. 中世ヨーロッパ:真実を見抜く石

中世の時代になっても、トパーズのお守りとしての役割は続いていました。邪気を払う力を持つトパーズには“真実を見抜く力がある”ともされていたため、自分の潔白を証明されるようにと王や裁判官、その他の有力者によってトパーズが身に着けられました。

 

またこの時代には「ブルートパーズに怒りを鎮める力がある」という思想も広まり、多くの王侯貴族が愛用したという逸話も残っています。

2-4.  現代:パワーストーンとしても人気を集める

トパーズは現代においても、その幻想的な美しさと輝きの強さからパワーストーンとしての人気が高い宝石です。石言葉の章でも紹介したように、トパーズには未来に向かって希望を感じさせる力があると信じられていて、明るい未来を切り開くためにここぞという場面で身に着けられることが多いようです。

 

なおパワーストーンとして相性の良い宝石には、ペリドットやアクアマリン、シトリンなどがあります。

3. “皇帝”に敬意を表し名付けられた「インペリアルトパーズ」

カラーによってさまざまな名称を持つトパーズのなかでも、おそらく「インペリアルトパーズ」は印象深く感じる方も多い名前でしょう。

 

その名前の由来は、18世紀半ばまで遡ります。当時のヨーロッパでは、オーストリアとプロイセンの2つの大国を中心として大きな戦争が起こっていました。そのなかで、オーストリアの女帝マリア・テレジア、ロシアの女帝エリザベータ、フランス皇帝ルイ16世の公妾ポンパドゥール夫人という3カ国の女性権力者の間で同盟が結ばれます。

 

この同盟が結ばれる際に活躍したのが、エリザベータが作らせたとされている「ドルージバ(友情)の指輪」。この指輪にはトパーズが使われていたことから、それ以来この種のトパーズは「インペリアルトパーズ」という名前が付いたのでした。

 

先述のようにインペリアルトパーズの石言葉のひとつに「友情」がありますが、それはこの女性たちによる“指輪の同盟”を結ばせた力に由来しているのです。

4. トパーズのお手入れ方法

トパーズを長く愛用するためには、適切な方法でお手入れを行うことが重要です。そこで本章では、トパーズのお手入れ方法について解説していきます。

4-1. まずはトパーズの特性を理解しよう

トパーズを適切にお手入れするためには、まず石の性質を知らなければなりません。ここではトパーズの特性として、以下3点を紹介します。

 

4-1-1. 高い硬度と割れやすさ

先述のようにトパーズはモース硬度で8と比較的硬い宝石であり、傷が付きにくいという性質を持っています。ただし一定方向に割れやすい性質も同時に持っていて、強い衝撃を与えないように注意が必要です。

 

4-1-2. 紫外線・熱への耐性の低さ

トパーズのうち、フッ素の割合が多いFタイプの石は紫外線や熱に対する耐性が低く、長時間晒すと褪色の原因になります。一方OHタイプのトパーズは熱耐性が高いので、そこまでデリケートになる必要はありません。

 

4-1-3. 化学薬品に対する強さ

トパーズは、化学薬品による影響を受けにくい性質の宝石です。ただそうは言っても全く影響を受けないわけではないため、なるべく洗剤や化粧品などが付着しないように気を付けましょう。

4-2. 柔らかい布で拭く

トパーズのお手入れで最も基本となる方法は、柔らかい布で表面を拭くことです。トパーズはお手入れが比較的簡単な宝石として知られており、表面に付いたほこりや汚れを拭き取るだけで輝きが維持されます。

 

とりわけ、気を付けていても汗や皮脂は表面の輝きを鈍らせてしまうため、使用後はこまめに拭き取るように気を付けてください。

4-3. 中性洗剤とぬるま湯で洗う

拭いても取れない頑固な汚れがトパーズに付着している場合には、中性洗剤とぬるま湯を使用しましょう。

 

具体的にはまず洗面器にぬるま湯を溜め、そこに低刺激の中性洗剤を少量垂らして薄めます。用意ができたらそこにトパーズを浸して、柔らかい歯ブラシなどで軽く擦って汚れを落とします。

 

汚れが取れたら、しっかりとトパーズを水ですすぎましょう。水分が残っていると、後に水垢や曇りの原因となる場合があります。

4-4. 超音波洗浄機やスチーム洗浄機は使用しない

超音波洗浄機やスチーム洗浄機はトパーズを傷める可能性があるため、絶対に使用しないでください。

 

先述の通りトパーズは一定方向に割れやすい性質を持っているため、物体に振動を与えることで汚れを浮かせる超音波洗浄機の使用はリスクが非常に高くなります。

 

またスチーム洗浄機の使用には、トパーズの熱に弱い性質が関係してきます。特に熱への耐性が低いFタイプのトパーズをスチーム洗浄してしまうと、美しく輝く本来のカラーが褪色してしまうかもしれません。

4-5. トパーズの保管方法

トパーズを身に着けない間は、石を傷付けないために適切な方法で保管する必要があります。

 

高いモース硬度を持つトパーズですが、他の宝石と一緒に保管すると傷を付けたり付けられたりしかねません。そのため、他の宝石と分けて仕切りのあるボックスなどで保管するか、宝石をひとつずつ柔らかい布製の袋に入れることをおすすめします。

 

また紫外線や熱、湿気もトパーズにとっては大敵です。傷付いたり褪色したりすることを防ぐために、直射日光がなく風通しの良い場所で保管するのが理想的です。

5. まとめ

本記事では、多様なカラーの輝きを持つ宝石「トパーズ」について解説してきました。

 

トパーズは透明度が高く、美しい輝きのある宝石として知られています。加えて、傷がつきにくいほどの硬度を持つ点や縁起の良い石言葉が多く当てられている点から、大切な人への贈り物にもピッタリです。

 

カラーによって異なる輝きや石言葉を持っていることが、トパーズの大きな特徴であり、魅力でもあります。ぜひ本記事で紹介した情報を参考にして、トパーズのある生活を楽しんでみてください。

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